ランニングの際にイヤホンで音楽やラジオを聴く人は多いですよね。
でもマラソン大会でイヤホンはつけてもいいのか気になりますよね・・・
結論から言いますと、一般ランナーの場合、マラソン大会でイヤホンは禁止されていません。しかし、周囲の音が聞こえない中走ることには多くの危険性が潜んでいます。
一部の大会では、「周囲の音が聞こえない状態でのイヤホン・ヘッドホン等の使用は危険ですのでご遠慮ください」と発表しています。
ここではなぜマラソン大会でイヤホンを控えるべきか、大会側の主張やマラソンにオススメの「骨伝導ワイヤレスイヤホン」についてまとめています。
イヤホンをつけながら走るのは失格になる?
日本陸連登録者ではない場合→失格にはならない
日本陸連登録者ではない一般ランナーの場合は失格にはなりません。
しかし、イヤホンの付け方によっては危険になることもあります。
イヤホンで音楽に夢中になりながら走ると、競技役員・運営スタッフ・警察官・警備員等からの指示が聞こえず、コース外を走ってしまったり、
緊急車両のサイレンが聞こえず妨げとなってしまったり、
後ろの人の足音が聞こえず衝突する恐れがあったり・・・このような危険があるので、イヤホンをつけるにしても周囲の音は聞こえるような状態にしておくことがベストでしょう。
日本陸連登録者の人→失格となる
日本陸連登録者として協議に参加している場合は、失格となります。日本陸連競技規則にて「イヤホン・ヘッドホン等の機器(携帯電話含む)の所持または使用することは「助力」と見なされ失格となる」と定められています。
マラソン主催側の主張
マラソン大会によっては、イヤホンについて言及していることもあります。一部をご紹介します。
富山マラソン
Q:イヤホンを着けて走ることは可能ですか?
A:レース中、コース内を緊急車両が走行したり、視聴覚に障がいのあるランナーが走路確保を呼びかけたりする場合があるため、イヤホンは片耳での装着をお願いいたします。
高知龍馬マラソン
イヤホンでの音楽を聴きながらの走行は、周囲の音が聞こえず危険です(救護車両や緊急車両等が通ります)ので、 お控えください。
金沢マラソン
安全のための使用自粛!スタッフの指示が聞こえるようにご協力ください
大阪ハーフマラソン
競技中、競技役員・運営スタッフ・警察官・警備員等からの指示や、緊急車両のサイレンが聞こえ ない状態でのイヤホン・ヘッドホン等の使用は危険ですのでご遠慮ください。
マラソンでイヤホンをつけたい時のオススメは骨伝導ワイヤレスイヤホン
イヤホンをつけながら走ることが危険なのは十分わかっているけど、テンションを上げるためにどうしても音楽を聴きたい・・・という人もいるのではないのでしょうか。
そんな方にオススメしたいのは骨伝導ワイヤレスイヤホンです。
骨伝導ワイヤレスイヤホンとは?
従来のイヤホンでは音を空気を通していましたが、骨伝導ワイヤレスイヤホンは、振動を頬骨を通して音を届けます。
周囲の環境音を完全に遮断することなく、イヤホンから流れる音響と周囲の環境音を同時に聴くことができるイヤホンです。
ほかにも、装着時に耳を塞ぐことがないので、長時間のランニングでも快適に過ごすことができるというメリットもあります。
せっかくなら沿道の応援の声を聞きながら走るのはいかが?
これまでマラソンにイヤホンをつけながら走っても良いかどうかについて言及してきましたが、マラソン大会には沿道にたくさんの応援がいます。
応援から元気をもらうことも多くありますし、沿道からの声を聞いて自然と笑顔になることもあります。
大人になって直接的に応援されることも少ないですので、せっかくマラソンにエントリーしたのであれば、イヤホンもつけず沿道の応援を聞きながら走るのもいいのではないでしょうか。